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肘折温泉再訪【丸屋旅館】と立石寺

前回の訪問時のスタンプラリーで当たった商品券を使うべく、肘折温泉再訪!!

今回は、肘折温泉もう一つの秘湯を守る会員宿、丸屋旅館に宿泊し、立石寺で参拝してきました。


もくじ

肘折温泉 丸屋旅館(ひじおりおんせん まるやりょかん)

【旅館の特徴】

✓客室は7部屋のみ。すべて違う内装

✓お客さんが多くないので、ゆっくり過ごせる

✓特別な時におすすめなのが「月山」の部屋。客室風呂&休憩処があり、夕食には専用個室で特選山形和牛(A5ランク)をいただける

【こんな方におすすめ】

✓和モダン、レトロモダンが好きな方

✓大人だけで、静かにゆっくり過ごしたい方

【温泉情報】

この会の会員宿

∟日本秘湯を守る会

泉質

∟ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉

営業期間

∟通年営業

標準宿泊料金

∟17,970円~33,420円

チェックイン/アウト

∟15:00/10:00

駐車場

∟あり(15台) 送迎は2名~

アクセス

∟〒966-0301

山形県最上郡大蔵村大字南山519

【肘折温泉 丸屋旅館へ】

私たちが伺ったのは3月下旬。新庄駅からの送迎車を運転してくれていたお兄さんは花粉症らしく、呼吸が大変そうでした。(安全運転でした!)山の中を通っていくので仕方がないですが、花粉症の方は行く時期を考えた方がいいかも!

40分ほど走って、肘折温泉!!肘折温泉街入り口にある、急に出てくる人工的な道路。ここを通ると「肘折温泉に来たなあ」と実感するのですが、そういえば、なぜ急にここだけやたら人工的なのか。急に気になった。

この道路の名前は「肘折希望大橋」(ひじおりのぞみおおはし)。

平成24年の4月、5月と大規模な地滑りが起き、その道路を復旧するために作られた道路で、冬期間は肘折温泉街から地区外に出るための唯一の道路となるらしいです。この話を知ると余計に、この肘折の人々の希望の道なんだなあというかんじがします。

今回もこの肘折希望大橋を通って肘折温泉街へ。そしてこれが今回宿泊する丸屋旅館さんです。

丸屋旅館さんはなんと、客室が7室のみ。

お部屋も館内も広々としていて、まるで貸切りなのかと思うほど、ゆっくり過ごすことが出来ます。

到着後、すぐにお部屋に案内していただき、お部屋でチェックイン。

唯一の客室風呂付の部屋「月山」

今回私たちが宿泊したのは「月山」。このお宿唯一の客室風呂付のお部屋です。使用されている木材は山形県金山町の金山杉、壁は漆喰壁で作られているそうで、こだわりが感じられる、落ち着いたお部屋でした。

茶の間とベッドスペースが和箪笥で区切られているので、壁がなく広く感じるお部屋。

奥にいくと、リラクゼーションスペース。お風呂でのぼせそうになったらここでゆっくりするのが気持ちいい~

さらに奥には、客室風呂とお手洗いなどの水回りがある、細長い形をした客室です。部屋風呂の檜葉(ひば・ひのき)風呂は源泉100%かけ流し!!2人で入ってもゆったりリラックスできるサイズのお風呂でした。温度はかなり熱い!湯かき棒が用意してあるので、必死にかき混ぜてから入りました。

扉を開けたらすぐお風呂。なので脱衣所はないけど、扉の横には浴衣とかタオルをかけられます。

写真右奥に洗い場もあるけど、シャワーは天井からぶら下がっていて、手で持てないタイプのやつ。海外のホテルみたいな感じ。(イメージだけど)そして真上から水が降ってくるので、使いはじめとか、冷たい!ってなるやつ。髪を濡らしたくない時にはカラン使用が良さそう。

無難なアメニティー

浴衣、羽織、帯、タオル、足袋が籠にまとまっています。化粧水類はないので、必要な方は持参が必要。

レベルの高い食べ歩き

夕食まで時間があるので、温泉街を散策。今回は過去一美味しい温泉まんじゅうに出会いました!!佐々木商店さんで食べられるまんじゅう。その名も「かりんとうまんじゅう」外はカリっとしているけれど脂っこさはなく、ほんのり黒糖の味もするけれど甘すぎもしない、そんな温泉まんじゅう☺

これは出来立てもいただきたい!ということで、その場で次の日の出来立てを食べられるように注文。

そしてもう一つ見つけたのが・・・カネヤマ商店さんにあった燻製たまご「スモッち」

半熟卵なんだけど、ほんのり燻されていて、お酒に合う~

本当は角打ち目当てで行ったんだけど、この日は角打ちスペースはお休みだった・・・泣

夕飯までまだ時間があるので、お部屋戻って山形ビールで一杯。

夕食には特選山形和牛

さてさてお待ちかねの夕食。夕食は専用の個室でいただきます。

月山に宿泊するといただけるのが、特選山形和牛(A5ランク)

自分の好きなタイミングで火をつけて、焼いて食べられるのがGoodポイント。私は待ちきれなかったので、序盤から火をつけ焼き始めました☺

初めから黒コショウが振ってあって、あとは焼いてから「ポン酢」「天然塩」「たれ」好きな味でいただけます。

そしてもう1つのGoodポイントは、好きなタイミングでご飯セット(ご飯、お味噌汁、とろろ、デザート)をお願いできるところ!!

ご飯と一緒に美味しいお料理をいただきたい私。だけど旅館って最後の方にご飯が出てくるんだよね。「すみませーん・・・ご飯を先にいただけますか?」なんて聞かなくても、気にせず頼めるからうれしい!

他にもキノコ鍋や、季節の天ぷらなど、山の食材を使ったお料理でした。

丸屋旅館では、地元で採れた新鮮な山菜と、有機無農薬野菜のお料理をいただくことが出来る。

山菜の苦味に含まれる成分には、毒素を排出する効果があって、山菜を食べると冬から春へと身体が目覚めるといわれているらしいです。私がヨガでやっているアーユルヴェーダ的なやつか!とちょっと嬉しくなる。山菜がよく採れる4月~7月に来て、山菜を楽しむのもおすすめ☺食事で内面から、温泉で外側から元気になれそう!!

お待ちかねのお風呂タイム

みんなが入れるお風呂は全部で4つ。お宿の玄関脇には足湯もある。月山宿泊者はそれに加えて、部屋風呂も楽しめる。

檜葉(ひば)の湯 (内湯・露天風呂)(夕食時男女交代制)

青森檜を使ったお風呂で、いい香り!癒される

ひのきの湯(夕食時男女交代制)

国産ひのきを使ったお風呂。2018年にリニューアルしたらしく、きれい

幸鶴の湯 (貸切混浴)

予約制ではなく、空いていれば入ることが出来る

23時以降は消灯されるらしいけど、入浴は可能

あしの湯 (箱檜葉足湯)

旅館玄関横にある

月山部屋専用檜葉風呂

入浴できるのは月山宿泊者のみ!源泉100%かけ流し!かなり熱い!私たちは、ほとんどこのお風呂を使っていました

【温泉情報】

源泉温度:73,55、86,4度

【丸屋旅館に行ってみて】

お風呂★★★★☆

部屋風呂は気軽に入りやすくて最高。木で作られているからいい匂い!しかもお風呂の隣にはリラクゼーションルームがあるから、湯上りに休みやすい。私は外の空気を吸って、景色を見ながら入りたいから、そこが☆-1。好みの問題。

食事★★★★★

お肉の火をつける、白米をいただくタイミングなどの融通が利くところが私に合ってた。メニュー、量も満足。


立石寺(りっしゃくじ)

翌日は10:00にチェックアウト。

帰りも送迎車で新庄駅まで送ってもらいます。

新庄駅→山形駅→山寺駅と乗り継ぎ、この日の目的地、立石寺(りっしゃくじ)(通称山寺)へ。松尾芭蕉が詠んだ、「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」という句でも知られているところ。

まずは山寺駅。

駅前から観光客が多く、かなり賑わっていました。海外も人もちらほらいるけど、ほとんどが日本人。

駅前からでも、立石寺の一部が見えます。

駅から10分ほど歩いて立石寺登山道に到着。

途中にある観光案内所には地元の方が書かれた、手書きのおすすめMAPをもらえます。飲食店やお土産やさんなど、わかりやすくまとめられていました。

橋を渡って

大きい岩!対面石というらしいです。

松尾芭蕉の銅像がありました。

参拝料を払ってさらに進みます。

中にお手洗いはないので、行くならここ。

松尾芭蕉の句をしたためた短冊を納めた記念碑「せみ塚」もありました

1,015段の階段を登ります。冬の間に鈍った身体・・・煩悩をかき消して・・・と言ってみたけど、登山の練習になる!と思いながら一歩一歩登る。

下の方は土のところもあったけど、ほとんどこんな感じの石段で、歩きやすく整備されています。ヒールでなければサンダルとかでも行けそう。

参拝もして、最後にこの景色。五大堂は断崖に突き出すようにお堂が立っているので迫力があります。

山寺駅からはゆっくり歩いても90分ほどで戻ってくることが出来ます。出発前に帰りの電車時間を確認しておくことをお勧めします。

山寺駅前には、仙山線の発車時刻表があります。山形方面しか写してなかったけどこんな感じ

山寺駅→山形駅→東京駅へと帰りました。

【山寺住所】

〒999-3301

山形県山形市山寺4456-1

【山寺参拝時間】

4-9月 8-16時

12-3月 8-15時(閉門時間16時)

(天候などの都合により、閉門時間が早まる場合あり)

【参拝料】

大人300円

中人(中学生)200円

小人(4才以上)100円

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